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■ cogito, ergo sum
1971 / 02 / 14 ( Sun )
たとえば、アルフォンスが手酷くオレを抱いてくれればいいのに……





・◆・◆・◆――――――――――――


最初はオレの寝相が昨夜もどうこうとか他愛も無い話からだった。
時々オレの寝言をメモって何かの折には切り札にしてやろうとか
お互い喧嘩したまま寝た時は、何度、寝顔にネコ髭を落書きしてやろうと思ったかとか

オレが寝てる間のアルの時間の過ごし方。

最後のアルが出した結論は

「確かに肉体の無いボクは寝る必要はないけれど、
それ以前にね
ボクがボクである事を考えてる限りはボクはココに繋がっていられる
理にかなってるんだよ 兄さん」

と、言うものだった。








「思考を止めるな 生きる事を諦めるな」
雨で冷えた体をシャワーで温めて、出てきたところをすれ違い様に念を押された。
濡れた髪にクシャッと一寸触れて、きちんと乾かせよと言わんばかりに
腕を振って、遠ざかる蒼い軍服の背。
そんなの、あんたも、オレがアルにぶん殴られて説得されてるの見てたじゃないか。




・◆・◆・◆――――――――――――




「  んっ  うんッ .....あッ」

―――― ほら、まだ、こんなに考えてる。

余裕が無いくせに、それでも気遣わしげに触れるアルフォンス。

己の支える為か、委ねる為かわからぬまま、しがみつき、回していた腕をどうにか緩めて
指先をアルフォンスの背から肩、首筋、耳、頬へと順に沿わせて、カタチをなぞる。

互いの一番敏感なところは、一つに溶けて繋がっているように見せかけて、
実は、堅く、堅く、自己を主張しあっている。
こすりあわせて、傷つけあう。

オレとお前は別のモノだと、お前は確かにココに在ルのだと安堵する。
この痛みが心地よい。

肥大する欲望に相手の限界を感じながらも、

―――― こんなに、なっても意識を手放せない。

そんなに、オレはオレである事が大事だったろうか。





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